世界のチューバ奏者名鑑 第2回【演奏動画紹介】

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Bernd Van Echelpoel

こちらはベルギーのアントワープ交響楽団奏者のベルント・ファン・エッシェルポール氏。ベルギー人。

リエクサ国際コンクール(フィンランド)などで優勝。ソリストとしても精力的に活動しているプレイヤーです。オーケストラ遍歴はオランダシンフォニア(現在のバレエオーケストラ)、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団を経て現在のポジションに就いています。

彼の歌心はチューバ奏者であることを忘れさせるほど音楽的で、音色のとても暖かく聞く人の心に訴えかけるものがあります。

彼のCDアルバム『BERNO』もぜひ聴いてみてください。ブラスバンドバックでのスパークの協奏曲や、他にも彼の歌心が存分に生かされたアルバムとなっています。

現在アントワープ音楽院で教鞭をとっていて、僕がレッスンを受けてみたい人のうちの一人です。

Jeffrey Anderson

次はアメリカのサンフランシスコ交響楽団首席チューバ奏者のジェフ・アンダーソン氏。アメリカ人。

サンフランシスコといえばあのシリコンバレーがある場所で、とても物価&給料が高い地域でして、サンフランシスコ響も高給なオケとして有名です。

彼の演奏はザ・オケマンといった感じの太くてチューバらしいしっかりとした音色が特徴です。同オーケストラのレコーディングからも彼の素晴らしいチューバ奏者としての仕事がうかがえとても勉強になります。

現在サンフランシスコ音楽院で教鞭をとっております。

Christopher Olka

ファンダメンタルの鬼!といっても過言ではないこの方!シンシナティー交響楽団首席チューバ奏者のクリス・オルカ氏。アメリカ人。

彼はなんといっても基礎に裏打ちされたチューバのコントロールが段違いにずば抜けているプレイヤーです。

また彼は僕のチューバ人生に大きな影響を与えた人物の一人で、高三の時に受講した浜松国際管楽器アカデミーでの彼のマスタークラスは今でも僕の演奏理論の中に深く根付いています。

彼のYouTubeチャンネルにそのエクストリームな基礎練習がたくさん挙げられているのでぜひ、ビリーズブートキャンプ感覚でチャレンジしてみてください!

Carol Jantsch

メジャーオケ唯一の女性チューバ奏者、フィラデルフィア管弦楽団首席チューバ奏者のキャロル・ヤンシュ氏。アメリカ人。

どうしても大きな男性中心となっているチューバ奏者界に彗星の如く現れた凄腕女性チューバ奏者のキャロル氏。21歳の若さでアメリカ5大オケのフィラデルフィア管に入団しています。

特徴はなんといってもその素晴らしい音楽性と正確なテクニック。ソリストとしても有名なマルクノイキルヒェン国際音楽コンクール2004で並居る競合を抑えて優勝しています。(その時の3位がセントパリ氏)。

女性チューバ奏者と聞くと大きい楽器なのに大変!と思われる方も多いと思われますが、実際会ってみると僕とそこまで身長が変わらず (170cmくらい)背の高い女性でした。

彼女のCDアルバム『Cascades』もぜひチェック!僕も持ってます。

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Andreas Martin Hofmeir

最後はアンドレアス・ホフマイヤー氏。

彼は現在ソリスト、教育者として活動していて有名なオーストリア・ザルツブルグのモーツァルテウム音楽院で教鞭をとっています。

2013年にはエコークラシックアワードというドイツのとても有名な賞を受賞していて、チューバ奏者としては異例の活躍をしています。この動画はその授賞式での演奏です。

オーケストラ奏者としても過去にオーストリアのリンツ・ブルックナー管弦楽団に所属していました。

CDアルバムもいくつもリリースしていますが、その中でもおすすめなのが『On The Way』というアルバム。ドゥーダ、ジョンウィリアムズの協奏曲などをなんとあのミュンヘンフィルをバックに録音しています。まじすごいです。

今回はアメリカの奏者が多めになりました。次回もお楽しみに!

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