チューバ吹きにおすすめの便利グッズ10選

目次

実際にプロチューバ奏者が使っているグッズを中心にご紹介!

チューバの練習に行く時、楽器とマウスピースは必須として、オイルやクロスなどは誰でも思いつくものかと思います。楽器の手入れといっても、グリスの拭き取りには何を使ったら良いんだろう?と意外と知られていないことも多くあると思います。

練習をもっと快適にしたり、楽器をより良い状態にしておくためのお手入れグッズなど、普段チューバ奏者の人は何を使っているのかまとめてみました。

意外とこれってそんな使い方できるんだ!というものが見つかるかもしれません。それではまずは練習・演奏関係から行ってみましょう〜

練習・演奏関係

滑り止め

これは90%近いチューバ奏者が愛用しているグッズです。楽器と太ももの間に挟んで、楽器を安定して構えられるようにするアイテムです。これがないと手で重い楽器を支えなくてはならないので、快適さが全然違います。

マテック / グリップゴム(手に入りやすい)

マテック / ブロックゴム(田村鹿田西部使用)
※在庫切れ・生産終了

マテック / プレーンゴム

※網のような形状になっている安い滑り止めはボロボロになるので、お勧めしません。

マテック グリップゴム

ペットシート

チューバは他の楽器と比べて、楽器からたくさん結露水が出るので、床にベチャベチャと捨てるのはあまり衛生的ではありません。雑巾やタオルだと洗う手間もありますので、ペットシートを楽器ケースに数枚入れておきましょう。

マウスピースポーチ

マウスピースを落としてしまってシャンクが歪んでしまうととても大きなダメージが加わります。特殊な方法で処理しない限り、通常は形状を直しても音までは直せないので、落とさないことが大事です。
ほとんどのマウスピースポーチはマウスピースの形状に沿って円錐状に作られているため、落としたときの衝撃を完全にはカバーできません。内部にシャンク保護用の木製の板と柔らかいクッションが入っているので、市販されているポーチの中では最も安全です。

本革でハンドメイドされており、紐の色や革の色を自由にカスタマイズできます。

ブラスラボモモ マウスピースポーチ

メトロノーム・チューナーアプリ

練習の効率が上がる最強のアプリを一つだけ紹介します。正直これだけあれば全ての機能が入っているので、有料アプリですが買う価値は十分あります。

・TEチューナー

TonalEnergyチューナーとメトロノーム

TonalEnergyチューナーとメトロノーム

TonalEnergy, Inc¥700posted withアプリーチ

機能が盛りだくさんで
・チューナー
・サウンド(基準音を出す)
・メトロノーム
・分析

など、必要な機能が全て入っています。

特に便利なのが、このサウンドと言う機能です。ロングトーンの練習ではチューナーのメーターに合わせて機械的に高い低いと音程を調整するのはほとんど時間の無駄といっても過言ではないので、サウンドを鳴らして、それを聴くことで音程を合わせることが大切です。とは言っても最初は難しいと思いますので、メーターで合わせるのは楽器のチューニングを確認する最初だけか、最低限に留めましょう。

ここのサウンドを鳴らす機能が、一般的なチューナーだと結構不十分なことが多いんです。例えば、純正律で鳴らすことができたり、音色も弦楽器から金管楽器まで幅広く、操作画面も直感的で使いやすいです。

また、メトロノームも非常に多機能で使いやすく、特に変拍子のプリセットを作ったり、特殊なリズムにも対応しています。動作も安定しており、アプリが落ちてしまうことも今のところ一度もないです。
全部の機能を使いこなせないほど、便利なアプリです!

楽器手入れ編

キムワイプ(高品質ティッシュ)

ピストンや抜差管の古いオイルを拭き取るときにとても便利です。普通のティッシュでもいいのですが、繊維が残りやすく、楽器に使うならなるべく綺麗に拭き取れるものがおすすめです。

こちらでもOK

・医療用ガーゼ (ドラッグストアで買えます)

パーツクリーナー(油分洗浄)

オイルやグリスを挿すとき、そのまま塗り重ねてませんか?
特にバルブオイルが抜差管に流れ込んでグリスが溶けてしまっている場合は、必ずオイルを拭き取ってからグリスを塗らないと、すぐにまた溶けてしまいます。(グリスはバルブオイルと混ざると溶ける性質がある)

オイルはもちろん油性の汚れなので、水洗いではなかなか落ちません。洗浄力が強くで使いやすいものがパーツクリーナーです。自転車のチェーンについた頑固な汚れを落とすもので、油汚れに最適です。「え、そんなもの楽器に使っていいの?!」と思われるかもしれませんが、リペアの現場では普通に使われています。通常の正しい使用方法を守れば、特に問題ないので、ぜひ試してみてください。便利すぎて戻れなくなります。

噴射力が強いので、楽器を分解してからこれを吹き付けて汚れを飛ばします。

これでもOK

・ジッポー オイル (リペアマンがよく使ってます)

・無水エタノール (高いですが、脱脂力が強くて、不純物が残らないです)

ハイドロジェット(水圧洗浄)

パーツクリーナーで油性の汚れをある程度落としたら、次はこちらの出番です。シャワーヘッドに取り付けて使うタイプの洗浄ホースで、水圧で洗浄できます。高圧洗浄機までではないですが、ブラシを使わなくてもかなりの汚れが取れます。何年も楽器店での洗浄に出したことがなく、自分でササッと洗うだけ...という方は巨大な汚れが潜んでいるかもしれません。洗剤を使うときは、食器用の中性洗剤でOKです。

・マンイルシュミット ハイドロジェット

内側の細かい汚れもきっちり綺麗になります

なお、ロータリーの楽器は分解せずに洗浄するとロータリーの内部に水が入ってしまう可能性があるので、気をつけましょう。分解のやり方はこちらの動画で解説しています。


分解に自身のない方は楽器店での洗浄をおすすめします。万が一壊してしまったら、洗浄代よりも何倍も高額な修理代がかかりますので、自己責任でお願いいたします。

クリーニングロッド(棒)

抜差管の内側を掃除するのに使います。先端にガーゼを巻き付けて内側の汚れを取ります。毎回やる必要はありませんが、抜差管にグリスを塗り直すときに、内側も掃除することで、長期的に良い状態を保てます。

・YAMAHA クリーニングロッド M

クラングフェルト

ピストン楽器の方、フェルトがすぐにヘタってきてガタガタ音がなっていませんか?
フェルトが薄くなるとノイズが発生すると主に、ピストンの穴の位置がずれてしまします。正しい管内の設計になっていないため、音程や吹奏感や反応など様々な要因に悪影響を与えます。

クラングフェルトとは….


管楽器修理工房Klangが企画した、各種金管楽器用のピストン・フェルトです。
フェルトに樹脂を浸漬させて製作している、特殊繊維なので、
純正フェルトに比べ高耐久・高寿命です。
ピシッと止まるKlangフェルトならではの感触は、純正フェルトとは違った気持ちよさをもたらしてくれます。

交換用のものが簡単に手に入るので、交換してみてください。楽器によっては対応していないこともあるので、フェルトの高さなどは慎重に交換してください。もし、わからなければ近隣のリペアセンターに相談してみましょう。

クラングフェルト

クラングフェルトに交換すると音も少しシャキッとします。音抜けもやや良くなるので、上品な印象です。
チューバサダーズスプリングと組み合わせると最強のアクションが手に入ります。

ラッカーポリッシュ

ラッカー仕上げの楽器を使っていると、結構水滴とか汚れとかついてきますよね。クロスだけだと落ちないこともあるので、ラッカー仕上げ専用のポリッシュを使うとツヤが出て、汚れもつきにくくなります。

おすすめはこちら

・MUSIC NOMAD 管楽器メンテナンス用 ラッカー仕上げ用ポリッシュ MN700

ヤマハからも出てますが、スプレータイプではないので詰め替えて使うとヘ便利です。
・ヤマハ ラッカーポリッシュ

クロスはチューバサダーズオリジナルのセームクロスがおすすめ!

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